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商談ログを“残す”から“活かす”へ|bellSalesAI × Salesforce連携で変わるエンタープライズ営業

株式会社ネットプロテクションズ

小川さま

商談ログを“残す”から“活かす”へ|bellSalesAI × Salesforce連携で変わるエンタープライズ営業

株式会社ネットプロテクションズ(以下:ネットプロテクションズ)では、後払い決済サービスを中心に、通販事業者をはじめとする多くの企業へソリューション提案を行っています。

本記事では、同社がどのようにして営業活動における記録業務の課題を解決し、商談ログを「資産」として活用する仕組みを構築したのか、その取り組みについてお伺いしました。

1.導入前の課題──商談後30分の議事録作成…重要な商談ほどログが残らない現実

ネットプロテクションズの営業は、単なるプロダクト提案ではなく、顧客の業務フローやシステム構成を深く理解したうえで最適な提案を行う「ソリューション営業」が中心です。

特に近年は大手企業の獲得を目指し、エンタープライズ営業を加速。商談は早くて3か月、長ければ1年以上に及ぶこともあり、複数回の接点を積み重ねながら関係性を深めていく“線の営業”が求められていました。

商談の長期化で高まるログの重要性と現場のジレンマ

小川さまはこう語ります。

──エンタープライズ営業をどんどん加速させていく上では、商談ログの価値がより重要になってくるんだろうな、と考えていました。ただ実態としては、対面商談の機会も多く、商談そのものに集中せざるを得ない状況が続くと、ログ取得が優先度として劣後してしまっていました。

「結論だけ」しか残らないことで生まれる組織的な課題

その結果、Salesforceには「結論だけ」しか残っていない、あるいはメモ自体が存在しないケースが多数発生していました。

さらに、担当者の異動があった際には、これまでの商談の文脈をつなぎ合わせることが難しく、情報の断絶が発生。ログの不在は、組織として営業力を高めていくうえで大きな障壁となっていました。

こうした状況の中で、以下のような課題が顕在化していました。

  • 商談後の議事録作成に1件あたり約30分かかる
  • 重要な商談ほど記録が後回しになり、Salesforceに残らない
  • 結論だけが残り、意思決定プロセスが見えない
  • 他メンバーが案件状況を正確に把握できない
  • エンタープライズ営業の再現性・組織化が困難な状況

2.導入までの経緯──「記録」ではなく“営業データを資産化する”という意思決定

ネットプロテクションズでは、約1年にわたり複数のツールを比較検討していました。しかし単なる議事録ツールでは、根本的な解決にはならないと感じていたといいます。

既存ツールで解決できなかった理由

検討の中で見えてきたのは、「記録すること」自体が目的化してしまう課題でした。

  • 音声の文字起こしはできる
  • 要約もできる
  • しかし、その後どう活用するかが設計されていない

この状態では、営業の意思決定を前に進めることはできません。

bellSalesAI導入の決め手は“Salesforce活用まで見据えた設計”

その中でbellSalesAIは、単なる記録ツールにとどまらず、営業データの活用まで見据えた設計である点が高く評価されました。

──bellSalesAIが最も優れていると感じたのは、営業のSalesforceユースケースへの理解度の高さと、商談ログをどう資産化・利活用するか、その後工程まで含めた提案やサービス設計でした。

さらに、エンタープライズ営業の人材育成という観点も、重要な選定理由の一つでした。

小川さまはこう語ります。

──営業はセンスだという方も多い中で、組織として再現性を与えていく必要があります。商談内容を使って次に何を提案するかを考えるための土台として、商談に参加していないメンバーも一緒に話すための材料が必要でした。bellSalesAIはそこに示唆を与えてくれるツールです。

こうした検討を経て、最終的に以下の点が評価されました。

  • SalesforceのユースケースやUI設計への深い理解
  • 商談ログを記録で終わらせず、資産として蓄積・利活用できる設計思想
  • 育成や再現性など、営業プロセス全体を見据えた提案・サービス設計

これらが決め手となり、bellSalesAIの導入に至りました。

3.活用方法 ── Salesforce連携とSlack通知で商談データを“活かす”運用へ

現在はbellSalesAIを活用し、商談内容の記録から共有・活用までを一気通貫で運用しています。

Salesforce連携で“商談の全体像”を一目で把握

特に活用されているのが「商談総括」です。

  • 商談の文脈や背景まで含めた情報を蓄積
  • まず総括を見て全体像を把握
  • 必要に応じて詳細・全文・音声へアクセス

これにより、「結論だけ」ではなく「なぜそうなったのか」まで把握できるようになりました。

Slack自動通知でリアルタイムに商談を共有

さらに、蓄積された商談データを組織横断的に活用するため、Slackとの連携によるリアルタイム共有にも取り組んでいます。

現在、ネットプロテクションズでは以下2つのパターンでSlack通知を実施しています。

<① 「行動」トリガー(進捗管理):日々の進捗管理目的>

  • 商談担当者名
  • 商談日時
  • 商談名
  • 商談サマリー
  • ネクストアクション

<② 「商談」トリガー(フェーズ管理):商談後のフェーズ変更管理目的>

  • 商談担当者名
  • フェーズ(失注含む)

これにより、関係者がタイムラグなく商談状況を把握できる状態を実現しつつあります。

──会議や1on1を待たなくても、商談状況が分かる状態を目指しています

と小川さまは語ります。

4.導入後の成果・効果 ── 月200〜400時間削減だけでなく“営業の質”が変わった

導入により、まず大きな変化として現れたのが工数削減です。

具体的には以下のような効果が出ています。

  • 議事録作成時間:30分 → 数秒に短縮
  • 月200〜400時間の工数削減
  • 商談後すぐにネクストアクション検討が可能に
  • 対面商談のログ取得も実現

しかし、ネットプロテクションズが感じている価値はそれだけではありません。小川さまはこう語ります。

──削減できた時間を、ネクストアクションや社内相談に使えるようになりました

これまで記録に使っていた時間を、

  • 商談準備
  • 社内ディスカッション
  • 戦略設計

といった“営業の質を高める時間”に使えるようになったことが、最大の成果です。

5.営業現場からの声 ── 「記録しなきゃ」からの解放、商談に集中できる環境へ

現場でも大きな変化が生まれています。

これまで営業担当者は、商談中も「後で記録しなければ」というプレッシャーを抱えていました。しかし現在は、その負担が大きく軽減されています。

現場からは、以下のような具体的な声が聞かれます。

  • 「後から見返せる安心感がある」
  • 「メモを取り切ることへの焦りがなくなった」
  • 「商談そのものに集中できるようになった」

さらに、マネージャー層からは、

  • 「“あの案件どうなっている“がすぐに分かる」
  • 「商談に参加していなくても状況を把握できる」

といった変化も生まれています。

一方で、Slack通知に関しては現在テスト段階であり、現場からの具体的なフィードバックはこれから回収していく予定とのことです。

6.今後の展望 ── Slack AIで“次にやるべきこと”まで自動化へ

今後は、商談データのさらなる活用を見据えています。

検討している施策は以下の通りです。

  • Slack AIによる日次サマリー通知
  • Todo生成とタスク期限アラート
  • 商談データからの提案機会の抽出

最終的には、商談ログをもとに「この顧客には次に何を提案すべきか」までを自動で示唆する仕組みを目指しています。

小川さまはこう語ります。

──商談データを組織横断で活用し、新しい提案機会を生み出していきたい

営業データを“蓄積するもの”から“価値を生むもの”へと進化させようとしています。

7.まとめ ── 営業データを“残す”から“活かす”組織へ

ネットプロテクションズでは、議事録作成の負担軽減という課題をきっかけに、営業データのあり方そのものを見直しました。

その結果、

  • 商談ログが確実に蓄積される
  • Salesforce上で誰でも活用できる
  • Slackでリアルタイムに共有される

という“データが流れる仕組み”が構築されつつあります。

さらに同社では、この営業データをIRを含めた経営レベルの意思決定にもつなげていく構想を描いています。

──上場企業として、営業の商談状況や売上予測といった最新情報をIRにも連携していきたいと考えています。データフローを整備し、営業組織からデータを越境させることで、より精度の高い予測を実現していきたいですね。

単なる効率化にとどまらず、営業の意思決定や組織連携を変える基盤として、bellSalesAIは活用されています。

今後はSlack AIなども活用しながら、商談ログから次のアクションを生み出す世界へ。

ネットプロテクションズの取り組みは、営業組織の新しいあり方を示しています。

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